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皆戸中建築ブログ

住まいのお得情報「家づくりの基礎知識 LCCM住宅」

こんにちは。

さて、3月も中盤をすぎ

春らしい気温になってきました。


この時期から、桜の満開情報や

お花見の計画など、

桜の季節のイメージが強いですよね。


そして、桜と並び、

春を代表する花もう一つの花が

チューリップです。


チューリップの花言葉は、

色にもよって変わります。


博愛、思いやり、恋の宣言、

名声、失恋、望み無き愛、永遠の愛情、

心豊かな愛情、正直、などなどです。


代表的なのは、

ピンクの「思いやり」です。


出会いと別れが多いこの時期には

ピッタリの言葉です。


チューリップの語源は

「トルコ語」のツリパム

Tulipamターバンの意味)から

来ていると言われています。


その姿に似ているからとも、

ターバンのトルコ語トゥルバンドを

花の名前と勘違いして伝えられたとも言われ、

チューリップの名前が誕生しました。


また、オランダと聞けば

チューリップを思い浮かべる方が多いのですが、

原産地はトルコから中央アジアにかけての地域で、

ヨーロッパへは16世紀中頃、

日本へは1863年フランスから入ってきました。


そして、オランダでは1634年から37年の間、

歴史上有名なチューリップ狂時代となり、

チューリップ人気が高まったということです。


このチューリップの花言葉は、

「愛」を表す花言葉が多く、

その姿は子供から大人まで、

誰にでも愛されているお花だといえます。


その種類は、

なんと2600種以上もあるみたいです。


カラーが豊富なのはもちろん、

一重や八重、花の先端が尖ったゆり咲き、

花びらにフリルのあるパロット咲き、

花先がぎざぎざになったフリンジ咲きなど

多種多様あります。


見る者に驚きと感動を与えてくれるのも

このお花です。


フラワーセラピー効果としては、

チューリップの淡泊色は

精神安定効果があり、

気持ちがリラックスできる、心優しいお花です。


ちなみに赤は、興奮カラーなので、

元気になりたい時や、頑張りたいときにお勧めです。


上手く使い分けて春を満喫しましょう。


さて、

今回は、家づくりの基礎知識シリーズです。


LCCM
住宅についてお伝えします。


究極の省エネ住宅といわれる

LCCM住宅の基本をお伝えします。


早速『今週のTOPIC』をご覧ください!


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今週のTOPIC 「家づくりの基礎知識 LCCM住宅」

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LCCM
住宅という言葉を

聞いたことがありますか?


ライフサイクルカーボンマイナス

Life Cycle Carbon Minus

の略になります。


正式名称は

ライフサイクルカーボンマイナス住宅となります。


この住宅の特徴は、

住宅を建ててから、取壊すまでの中で

CO2(二酸化炭素)排出量を

マイナスにすることです。


簡単に言うと、

〇住宅を建設する段階

〇住宅に居住する段階

〇住宅を取り壊す段階


この各段階を全てを含んで、

二酸化炭素の排出量をマイナスに取り組む住宅です。


一般的に今までの省エネ住宅は、、

ZEHBELLSなどや、低炭素住宅など、

太陽光発電の高気密・高断熱を行い

暮らしの中での行うことでした。


この省エネ住宅でできる再生可能エネルギーにより

おさえられる二酸化炭素の排出と

住宅を建設する段階と

住宅を取り壊す段階での

発生する二酸化炭素の排出量が、

最終的には、マイナスになる住宅が、

ライフサイクルカーボンマイナス住宅です。


省エネだけでなく、

二酸化炭素の負荷を徹底的に減らす住宅

という考え方です。


この考え方は、地球温暖化対策として、

日本はCO2排出量を2020年に

1990年比べ25%削減を国際的に宣言しており、

1990年比で現在1.4倍となっている

CO2排出量を大幅に削減するためです。


そして、住宅に関する低炭素化への取り組みを

より強化して住宅政策のひとつなのです。


現在、国は、現在の改正エネルギー基準を

2020年までに義務化を行います。


そして、その後は、

ゼロエネルギー住宅を標準化し、

最終的に目指すのが、

このLCCM住宅と言われております。


では、それぞれの段階で、

どのように二酸化炭素の排出を減らすかお伝えします。

 


住宅を建設する段階

 (住宅の建設時に発生する、二酸化炭素の量】


住宅の建設時に発生する二酸化炭素の量は、

どんな建物をたてるかで、かなり変わってきます。
 

例えば、同じ大きさでも

木造住宅と鉄骨住宅を建てるのでは、

発生する二酸化炭素の量はかなり違います。


基本的に、構造体でいうと


木造で建てる場合は

ほとんど二酸化炭素を新たに発生させません。


逆に鉄骨だと、鉄骨自体の制作段階で

かなりの二酸化炭素が発生します。


これにより、大きなの違いになります。


この他にも、どんな材料を使うかによって、

二酸化炭素の発生量が変わると言う事が、

建設時に発生する二酸化炭素の量の特徴です。


現状、この部分の評価手法は、まだまだ発達段階です。


今後、発生する二酸化炭素の排出量の特定を

どうしていくのかが注目されております。
 


住宅に居住する段階

【居住時に発生する二酸化炭素の量】


基本的にLCCM住宅においても、

居住時に発生する二酸化炭素の排出量は、

使用する、ガスや電気の量から算出します。


現在の省エネ住宅を基本に

高性能(高断熱)であればあるほど、

1年間に発生する二酸化炭素の量は減ります。


また、リフォームなどの改修で

発生する二酸化炭素の排出量も、

この時期の発生量としてカウントします。

 

住宅に居住する段階

(解体時に発生する二酸化炭素の量)


一般には、ライフサイクルCO2と言うと、

解体時に発生する二酸化炭素の排出量も

考慮します。


しかし、現状の段階では

LCCM住宅における評価には、

この部分の二酸化炭素の排出量は算出は、

非常に難しく現在検討中という事です。


この段階で発生した二酸化炭素の量を

住宅から発生する二酸化炭素の総量と考えます。

 

太陽光発電などの創エネルギー

 (再生可能エネルギーで抑制できる二酸化炭素の量)


太陽光発電などの

創エネルギーで作られたエネルギーを、

電気を使った場合に発生する

二酸化炭素の排出量に置き換えて、

抑制できる二酸化炭素の量を算定します。

 

これらをまとめて、

再生可能エネルギーで抑制できる二酸化炭素の量より

住宅で発生する一生分の二酸化炭素の量が

低いことがライフサイクルカーボンマイナス住宅、

LCCM住宅となります。


LCCM
住宅は、究極の省エネルギー住宅なのです。


最後に、このLCCM住宅ですが、

難しいのは建築時のCO2排出量も

軽減しなければいけないことです。


建築時の材料や適切なメンテナンスが重要ととなり、

建物の長寿命化もポイントとなります。


また、木造住宅は、鉄骨住宅より

二酸化炭素の排出量が低いとお伝えしましたが

木造住宅でも

木材などは製造時の二酸化炭素の排出量の

少ないものを利用しなくてはなりません。


例えば断熱材などでも、

グラスウールやロックウールなどは、

高温でガラスを溶かし成形しますので、

二酸化炭素の排出量が多いのですが

木質系や羊毛系などが、素材自体を利用するので、

成形の際に熱をほとんど必要せず、

二酸化炭素の排出量は当然ながら低いです。


しかし、このような製品のほとんどは、

一般的な建築資材より金額が高いため、

建設コストが当然ながら上がりますが 

もちろん、補助金や給付金の対象になります。


今までの流れからでも、

国が住宅制度として補助金を出してきたものは

「長期優良住宅」や「低炭素住宅」

「ゼロエネルギー住宅」をメインに、

省エネルギー基準を対象としておりますので、

この補助金の金額の部分にも

注目が集まっております。


それでは!!