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皆戸中建築ブログ

2018/05/19住まいのお得情報!「窓の種類と特徴とスペック」

5月も中頃をすぎると、暑い日が多くなり、

エアコンに頼る事が増えてきます。


更に夏になると、エアコンを

1
日中つけっぱなしという人も少なくないでしょう。


地球温暖化のせいなのか、

年々熱くなってきているような気もしますが、

エアコンのつけっぱなしは、

地球にとっても、人間の健康にとっても、

あまりいいことではありません。


そして、もちろん結構な電気代がかかりますから、

家計を圧迫するひとつの要因にもなります。


暑い部屋と涼しい部屋を行ったり来たりしていると、

激しい環境変化に体がついていきません。


エアコンのせいで体調不良になる人も多いので、

その利用はほどほどにしたいものです。


とはいえ、エアコンの電源を切って、

暑いのを我慢するというのも

現実的ではありません。


それこそ熱中症、

脱水症状などを起こしてしまったら元も子もないです。


そんな悩みに対するひとつの答えが、

日本の伝統でもある

「簾(すだれ)」や「葦簀(よしず)」の利用です。


それぞれの特性をうまく活用して、

使い分けることにより、

家に涼を取り入れることが可能になります。


また、エアコンと併用するにしても、

窓の外側で日射を遮蔽するなど、

うまく使うことでその効きをよくし、

電気代も節約することができます。


「簾(すだれ)」と「葦簀(よしず)」は

なんとなく知ってはいても、

実際に使ったことはないという人は

すくないと思います。


どちらも、直射日光と人目を遮るという

カーテンやブラインドと同じ効果を持ちつつ、

風を通すことができる自然素材によるものです。


 
一般に「簾(すだれ)」は、軒につるして使い、

「葦簀(よしず)」は「簾(すだれ)」よりも大きく、

立てかけて使います。


海の家などでよく見かけるのが

「葦簀(よしず)」です。


最近はいろいろな素材のものがあるようですが、、

基本的には

「簾(すだれ)」は細く割った竹を

利用しているのに対し、

「葦簀(よしず)」は葦(あし)を使います。


2
3メートルほどの葦を

シュロ糸で結びつなげて作っています。


ただ、昔は川辺などにある葦を利用していましたが、

現在国内での葦の生産量は

極端に少なくなってしまい、

その大半が輸入に頼っています。


少し、寂しい気もしますね。


では、この簾と葦簀の使い方をお伝えします。




簾(すだれ)の使い方


「簾(すだれ)」は窓の外に吊るす外掛けと、

内側に吊るす内掛けがあり、

伝統的には外掛けが一般的です。


もちろん、外掛けでもいいのですが、

結構手軽で便利なのが内掛けです。


簡単なのは、カーテンレールを利用する方法です。


夏場はカーテンをすべてとりはずした上で、

カーテンレールに引っ掛ける形で

取り付けましょう。


カーテンと比較して、窓を開けているときに、

風を通すため、部屋を涼しくすることができます。


構造的にはブラインドなどと同様ですが、

金属製のブラインドと異なり、

「簾(すだれ)」は空気の層を利用して

熱を通しにくくするので、

部屋の中が暑くなりにくいという特徴があります。




「葦簀(よしず)」の使い方


先ず「葦簀(よしず)」は非常に大きいサイズので、

クルマに乗せて帰るのもなかなか大変です。


ホームセンターなど配達してくれるお店に

お願いするのがいいかもしれません。


大きいけれど、手っ取り早く利用できるのが

「葦簀(よしず)」です。


軒下やベランダの吐き出し窓に

立てかけて使うのが一般的であり、

窓の高さより23割長いものを購入しておくと、

扱いやすいです。


簡単に取り付けられて直射日光は遮れるし、

窓を開けておけば風を通すこともできます。


ブラインドやカーテンと異なり、

窓の外に設置するので、

熱がこもらないというのも大きなメリットです。


ブランドを窓の内側に取り付けた場合、

日射熱を40%程度しかカットできないのに対し、

外側に取り付けると約80%遮断することができます。


これは日射遮蔽物の表面で発熱するからであり、

その点からも「葦簀(よしず)」が

大きな効果を発揮することが分かると思います。


さらに、

窓を開けながら「葦簀(よしず)」を利用する場合に、

非常に有効なのが、

「葦簀(よしず)」に水をかけてやることです。


適度に水を吸い取ることができる

「葦簀(よしず)」は

水が蒸発することによる気化熱で、

外気より23度涼しい風が入ってくるのです。


状況に応じて使い分けることで、

気持ちよく過ごすことができます。


こうした「葦簀(よしず)」、「簾(すだれ)」を

利用することにより、

涼しさを実現できるとともに、

インテリア的にも和風な落ち着いた雰囲気を

演出できるのです。


さて、こおの簾(すだれ)と葦簀(よしず)と

密接な関係があるのが窓です。


ひとくちに窓といっても、

様々な種類と特徴があります。


光を取り入れ、風を通し、日々の快適さはもちろん、

インテリアや外観デザインにも影響します。


今回の、家づくりの基礎知識は、

一般的な住宅に用いられる窓の

形状の種類と特徴をお伝えします。


早速『今週のTOPIC』をご覧ください!


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今週のTOPIC 「窓の種類と特徴とスペック


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窓は、眺望や採光、通風や換気などもちろん、

外観デザインやインテリアの要素ともなるものです。


窓のスタイルや配置計画によって、

日々の快適さや使い勝手を

大きく左右する重要なアイテムです。


ひとくちに窓といっても、

さまざまなタイプがありますが、

開閉方法や形、設置する位置や目的などによって

分類することができます。




開閉スタイルによる分類


横引き窓(引き違い・片引き・引き分け)

横にスライドするタイプ


横に引いて開閉する窓には、

左右どちらからも開けられる引き違い、

中心から左右に開ける引き分け、

一方だけの片引きがあります。


最も一般的で馴染み深いのは引き違いでしょう。


サイズも揃い、さまざまな場所に

プランニングすることが可能なスタイルです。


下枠のレールに工夫を施し、

室内からベランダ・バルコニー・デッキなどとの

つながりをスムーズにした掃き出し窓、

フィックス窓と片引きを

組み合わせたタイプなどもみられます。




上げ下げ窓 ダブルハングが一般的


2
枚の窓を窓枠に沿って上下にスライドさせて

開閉するタイプのことです。


ハングウィンドウとも呼ばれており、

上下2枚とも動くダブルハングが一般的でしょう。


片方だけが動くタイプはシングルハングと呼ばれ、

2
枚が同時に動くタイプは上下からの通風が可能です。


開閉が壁の厚みの中で収まるので、

場所をとらないのがメリットです。




滑り出し窓 横と縦のスタイルがある


滑り出し窓には、

横滑り出し窓と縦滑り出し窓があります。


窓枠の左右の溝に沿って動くタイプが横滑り出し窓、

ガラス部分がひさしのようになり、

雨が吹き込まず通風を確保することができます。


上下の溝に沿って横に

滑り出すタイプが縦滑り出し窓、

角度によって、風を調整することが可能でしょう。


防犯対策として、一定の角度以上に開かないように

ストッパーが付いているタイプもあり、

チェーンなどで操作する高所用滑り出し窓もあります。




内倒し窓・外倒し窓 窓の下を軸にして内と外に倒す


内倒し窓は、窓の下を軸に、

部屋の内側に倒すタイプの窓のことです。


水まわりの天井近くや手の届きにくい場所に

用いられることが多いものです。


外側に押して開くタイプは外倒し窓は、

外に向かって空気が流れやすいので、

高所に設置するケースがみられます。




開き窓(外開き窓) 片開きや両開きがある


欧米でよく用いられる窓で、

左右どちらかを軸に開閉するタイプです。


外開きが一般的で、1枚の片開き、

2
枚の両開きなどがあります。


両開き窓の上部に

半円形のフィックス窓を組み合わせたタイプなどは

輸入製品に多くみられ、

住宅のデザインに合わせ、

窓枠をカラフルな色に塗装したものなどもあります。




ツーアクション窓 2種類の開き方ができる


内倒しと内開きなど、ハンドルの操作によって

2
つのタイプの開閉方法ができるタイプです。


開きの少ない内倒しで、通風や換気も可能ですし、

防犯にもなります。


内開きのスタイルは掃除もしやすいのが特徴です。




ルーバー窓 ジャロジーと呼ばれることも


水平に重なった複数の細長いガラス板のルーバーを、

ハンドルやチェーン操作、電動で開閉する窓のことです。


ジャロジー、ガラリ窓とも呼ばれています。


洗面室やキッチン、納戸など

通風・換気が必要な場所に多く用いられ、

断熱性を高めたダブルガラスタイプもあります。


視線を遮りたい場合は、型板ガラス

(ガラスの片面に型模様をつけた不透明もの)

を取り入れるといいでしょう。


面格子付のタイプもみられます。




オーニング窓 複数の窓が一緒に開閉


縦に並んだ複数の障子(横滑り出し窓)が

同時に開閉するタイプの窓です。


ひとつのハンドルで操作します。


角度を変えることで、通風を調節することが可能です。




回転窓 掃除がしやすいのが特徴


戸の中央を回転軸とするもので、

縦軸回転、もしくは横軸回転のタイプがあります。


家の中から窓の外側の掃除が

しやすいのも特徴でしょう。




全開口型(大開口)の窓

折れ戸や引き込みなどが揃う


開口部を大きく開くことができる窓です。


折れ戸のような窓

(両側にたためるものは両折れタイプ)や

引き込みタイプ、片引きタイプなどが揃っています。


リビングとデッキ・テラスなどの

アウトドアスペースを一体化させたい場合などに

適しています。




フィックス(はめ殺し)窓 光を取り込むことが目的


開閉できないガラス窓のことです。


はめ殺し窓とも呼ばれ、

採光が主な目的の場合に用いるものです。


丸型や正方形、細長いスリット状のタイプ形など

さまざまな形状の製品があり、

異なる形状の窓と組み合わせる例もあります。


小型のタイプを並べて、個性的な外観や

インテリアデザインとしてもいいでしょう。




出窓 部屋を広く使用できる


窓の開口部を外に突き出したタイプの窓です。


長方形や多角形(ベイウィンドウ)、

弓形(ボウウインドウ)など、

さまざまなデザインがあります。


室内側を広く使えるメリットがあります。





取り付ける位置や設置方法などでの分類


トップライト(天窓) 3倍の採光が得られる


天窓やルーフ窓とも呼ばれる

屋根に取り付けられた窓のことで、

同じ大きさの一般の窓と比べて

3
倍の採光が得られるとされています。


固定式(フィックス)と開閉式に分かれ、

開閉式には、手動タイプと電動タイプがあります。


雨センサーや熱センサーによって

自動開閉するタイプも揃っています。




ハイサイドライト 天井近くに設ける窓
 

高窓採光とも呼ばれ、目の高さより高い位置、

壁の上部天井近くに窓を設け採光を得ること、

もしくは、設けられた窓のことを指す場合もあります。




高所用窓 吹き抜けなど高い位置に設置


吹き抜け空間や階段上部など、

高い位置に設けるための窓サッシです。


開閉操作にチェーンを設置できるなどの

特徴があります。




地窓 床面近くに設置する窓


床面に接した位置にある窓のことです。


床面から柔らかい光を取り入れることが可能です。




コーナー窓 空間に広がりが生まれる


部屋のコーナー部分に設けるものです。


二方窓とも呼ばれ、空間に広がりが生まれます。




テラス窓 屋外に出入りするタイプ


庭やテラス、デッキなどに出入りしやすい、

掃き出しタイプの窓です。


テラスドアと呼ぶこともあります。




デザインウィンドウ(装飾窓)

アクセント窓と呼ばれることも


丸や四角の小さめの窓、

細長い窓のことやそれらを

いくつか組み合わせたプランを指す場合がみられます。


アクセント窓と呼ぶことも。


また、開閉方法の異なる窓を組み合わせたものを

指すこともあります。


窓を連続させたり、複数用いることで、

個性的な光を取り入れ演出したり、

特徴ある外観デザインを作り出すことが

できるでしょう。




連窓 複数の窓を並べて設置


同じ窓をいくつか並べて設置することです。


縦に並べ段窓ということもあります。




ピクチャーウィンドウ

絵のような風景を眺めることができる


好ましい外の風景を

枠で囲うように設けた窓のことです。


眺めることを主な目的とした窓を指します。





雨戸やシャッター付き、リフォーム向けタイプ




シャッター付・雨戸付サッシ

操作しやすい電動タイプのシャッターも


防犯性を高め、雨や風から住まいを守るため、

シャッターや雨戸と組み合わせた商品も揃っています。


リモコンなどで操作できる電動タイプもあります。




面格子付窓 裏手の窓、防犯性が気になる窓に


防犯性を高めるために、

面格子を組み合わせたタイプです。


水まわりなどに用いる引き違い窓や

ルーバー窓などでみられます。




後付けサッシ

リフォーム向けの施工しやすいタイプ


既存サッシの外側に取り付けることができるもの、

内窓として設置するもの、

また既存の枠を用いるタイプなどが提案されています。


いずれも施工しやすく、

性能を高めることができるでしょう。




まとめ


このように窓には、

さまざまな形や設置方法などがあります。


最近では、室内と屋外をつなぐ

大きな開口部に適したもの、

プライバシーを確保しつつ採光や通風を

確保するような小型のもの、

細長いタイプなども数多く揃っています。


選ぶ際には、ショールームで、実物を確認し、

操作方法や掃除のしやすさなどをチェックしましょう。


もちろん、断熱性や気密性などの性能面、

外観やインテリアとのコーディネートなども

検討しておきたいポイントです。


窓まわりの建材である、網戸や雨戸、面格子も

同時に確認しておきましょう。


それでは!!