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■今週のTOPIC「住宅ローン10年固定の特徴と賢い選び方」

今週のTOPIC「住宅ローン10年固定の特徴と賢い選び方」

住宅ローンを借り入れる際に、


多くの方が悩むのが、

変動金利と固定金利のどちらを選ぶべきか、

という点ではないでしょうか。



金利が低い一方で、

将来の金利上昇リスクがある

「変動金利」


金利上昇のリスクを限定できるものの、

変動金利と比較すると金利が高い

「固定金利」


それぞれに一長一短があるため、

最後まで選択に迷うことも

少なくありません。



このように判断がむずかしい

変動金利と固定金利の

中間的な位置づけとして、

多くの金融機関が提供しているのが、

10
年固定の住宅ローンです。



完全な固定金利でも変動金利でもないため

中途半端な印象を持たれることもある

10
年固定ですが、

特徴をしっかり把握し、

デメリットについて対策をしておけば、

多くのメリットがあることも事実です。



今回は、変動金利や固定金利と

同じくらいメジャーな

住宅ローン商品であるにもかかわらず、

賢い使い方などが意外に知られていない、

住宅ローンの10年固定についてお伝えします。




住宅ローン10年固定とは?
 まずはその特徴をチェック!



住宅ローンの「10年固定」とは、

住宅ローンを組み、返済がスタートした

当初の10年間の金利が固定される

住宅ローンです。



たとえば、

期間35年返済の住宅ローンを

組む場合であれば、

当初10年間は「優遇金利」

と呼ばれる所定の金利が適用され、

11
年目からは、変動金利や固定金利といった

任意の金利タイプを選ぶことになります。



10
年固定の最初の10年間に

適用される優遇金利は、名前の通り、

金融機関が本来提供する

住宅ローンの金利(基準金利)から

大幅に優遇されています。



そして固定金利なので、

この10年は金利が変動することもありません。



ただし、11年目になると、

優遇金利の適用期間は終わり、

金融機関の定める「固定期間あけの金利」が

適用されるようになります。



ほとんどの場合、固定期間あけの金利は、

当初10年の金利よりも

優遇幅が小さくなるため、

11
年目からは住宅ローン金利が

上昇する(返済額が増える)可能性が

高くなるのです。



これだけでは、

10
年固定を積極的に選ぶメリットが

見えにくいように感じますが、

11
年目の固定期間あけ金利の水準は、

金融機関によって異なります。


例えば銀行によっては、

「固定期間あけの金利」がなく、

11
年目に金利タイプを選び直す際は、

その時点の新規借り入れと同じ金利が

適用される住宅ローンもあります。



また、10年固定では、

優遇金利の終わる10年のタイミングで、

他の金融機関に借り換える方法も一般的です。



11
年後の金利水準を予測することは

不可能ですが、

現在のように住宅ローン金利が

歴史的な低水準をキープしている場合は、

他行の住宅ローンの金利が

現在の金利よりも低い可能性があるので、

借り換えるのも選択肢の一つです。



固定期間あけの金利と比較して

低い金利を提供している

金融機関がある場合は

検討してみましょう。




住宅ローン10年固定の
 メリットとデメリット



住宅ローン10年固定には、

お伝えした通り、

各家庭の資金計画によって

プラスにもマイナスにも働く、

さまざまな特徴があります。



賢い使い方を考える前に、

住宅ローン10年固定の

メリットとデメリットを

お伝えします。



住宅ローン10年固定のメリット


・当初10年間、優遇金利の恩恵を
 受けることができる


・当初10年間、金利の変動リスクを
 避けることができる


10年固定の優遇金利は、
 他のタイプの住宅ローン金利と比べて低い
 (20196月現在)



10
年固定のメリットは、

返済開始からの10年間は、

一般的な固定金利よりも

低い水準の金利(優遇金利)が

固定金利として適用される点です。



また金融機関の多くが

住宅ローン利用者のボリュームゾーンである

10
年固定に力を入れており、

他の借り入れ期間よりも

有利な金利を提示している点も

住宅ローン10年固定の

大きな魅力と言えるでしょう。



借り入れから10年間は

住宅ローンの金利について

気を揉まなくてすむため、

借り換えを視野に入れて貯金をする等、

次のステップを決めるまでの時間を

確保することができる点も

嬉しいメリットです。




住宅ローン10年固定のデメリット


・固定期間が終了すると、
 金利が見直されるため、
 返済計画を再度検討する必要がある


11年目に住宅ローンを見直す
 (借り換える)場合は
 手間とコストがかかる



10
年固定のデメリットとしては

11
年後に金利の見直し

(固定期間あけ金利の適用)が

行われる点が挙げられます。



この場合は、金利が上昇し、

返済額が増額になるケースが多いため、

返済計画を見直す必要が出てきます。



また他の住宅ローンに借り換える場合も、

事務手数料や抵当権の抹消、登記、

司法書士の費用などがかかるため、

無料という訳ではありません。



11
年目に一定の時間と手間、

費用が掛かる点は、

住宅ローン10年固定の

デメリットと言えるでしょう。




住宅ローン10年固定の選び方と賢い使い方


シンプルな構造の

変動金利・固定金利と比較すると、

住宅ローンの10年固定は、

やや、しくみが複雑です。



人気の高い商品のため、

10
年固定を取り扱う金融機関は多いものの、

それぞれの金融機関で

異なる点も多くあります。



10
年固定を失敗せずに利用するための

選び方・使い方をお伝えします。




住宅ローン10年固定の選び方


・当初10年固定金利が低いものを選ぶ


・「優遇金利」に加え、
 「固定期間あけの金利」も重視


・繰り上げ返済手数料が無料のもの、
 団信が充実しているものを選ぶ


最初の10年間で、

できる限り住宅ローンを

返済していきたい場合は、

当初10年の優遇金利ができる限り

低いものを選ぶのがベターです。



10
年固定の金利水準は、

変動金利には及ばないものの、

フラット35や民間金融機関の

全期間固定住宅ローンと比較すると、

全体的に低めです。



低金利の恩恵を受けられるうちに、

繰り上げ返済などを活用し、

返済していくと良いでしょう。



繰り上げ返済を上手く活用し、

総返済額を圧縮しておけば、

固定金利明けの金利上昇リスクを

抑えることができます。



一方、

返済期間をめいっぱい使って

少しずつ返済していきたい場合は、

優遇金利に加えて、

固定期間あけの金利も重要です。



11
年後の住宅ローン金利が

どのようになっているかは、

誰も正確に見通すことはできませんが、

固定期間あけの金利の優遇幅は、

金融機関のホームページで

確認することができます。



できるだけ優遇幅の大きい

金融機関がおすすめです。




住宅ローン10年固定の選び方


・返済期間中も金利動向を
 定期的にチェックしておく


・現在の金利やサービスに
 不満を感じたときは借り換えを視野に入れる



10
年固定の住宅ローンを賢く利用する方法は、

特徴・メリット・デメリットを

理解したうえで自分なりに

金利の動向をチェックし、万が一の際は、

借り換えを視野に入れておくことが大切です。



お伝えした通り、

10
年固定は、当初10年の固定期間が

終了する前に借り換えるケースも

決して珍しくありません。



つねに「借り換え」

という選択肢があることを意識したうえで、

現在の金利動向がどうなっているかを調べ、

固定期間あけの金利の適用を受け入れ、

そのまま同じ金融機関での借り入れを

継続するか、他の金融機関に

借り換えるかを決めましょう。




まとめ


住宅ローン10年固定は、

多くの金融機関が力を入れている商品だけに、

当初10年間の優遇金利は、

他の金利帯と比べても

魅力ある水準に設定されています。



これまでにお伝えしてきたように、

優遇金利は10年間の期間限定です。



11
年目の固定期間あけに

どのように対処するかによって、

住宅ローン10年固定の満足度が

変わってくると言っても過言ではありません。



10
年固定を選択し、借り入れる際は、

いずれは金利が変動する

商品であることを意識し、

契約を継続した場合と

借り換えた場合のシミュレーション、

その時点の金利の動向も加味した上で

方針を練っておきましょう。



この心構えさえしっかりしていれば、

10
年固定が持つ低金利にて

総返済額を抑えることができ、

本当に賢い住宅ローンを組むことが

可能になります。



10
年固定を検討する際は

メリットを最大限に活かしつつ、

デメリットを最小限に抑え、、

ご自身に合った10年固定の住宅ローンを

見つけましょう!



それでは、また!