今週のTOPIC「フラット35 4か月ぶりに金利が下がりました!」
住宅金融支援機構(東京都文京区)が
民間金融機関と提供するフラット35の
2020年3月の適用金利が発表されました。
◆融資率9割以下で返済期間が21年以上35年以下の
主力タイプの金利幅は...
1.24%(前月より-0.04%)~1.87%
と、今月は金利を引き下げました。
5か月ぶりの金利低下となり
1.20%前半台の金利は、
魅力的なサービスで提供中です。
◆融資率9割以下で返済期間が20年以下の
金利幅は以下の通りです。
1.19%(前月より-0.04%)~1.82%
と、中期に関しても引きさげました。
◆融資率が9割超で返済期間が21年から35年以下の
タイプの金利幅は...
1.50%~2.15%
◆融資率9割超で返済期間が20年以下のタイプの
金利幅は...
1.45%~2.10%
以上のようになっています。
今月のフラット35は、
全体的に金利を引き下げました。
4か月ぶりの
金利引き下げとなっており
魅力的なサービスを提供中です。
◆2020年3月の住宅ローン金利の傾向
今月の住宅ローン金利は、
全ての金融機関が、金利を大幅に低下しました。
過去10年にさかのぼっても
これだけ大きく住宅ローン金利が低下することは
めったにありません。
要因は、
現在大きな問題になっている新型肺炎です。
中国に端を発した新型肺炎は、
2020年3月現在、世界中に問題が急拡大しており、
世界中で国債が買われ、金利が急低下しております。
さらに米国が利下げに踏み切る等、
バブルと言っていい程、
足元の金利が低下しています。
景気の事を考えると、
決して良い状況とは言えませんが、
住宅ローンを利用するのであれば、
今は好機と言って良いでしょう。
◆各金融機関の住宅ローンの金利動向
●変動金利
変動金利も全体的に下がりました、
じぶん銀行さが更に金利を下げ、
ジャパン銀行を抜き最低金利トップになりました。
相変わらず
ネット系銀行が利益を削りあっている印象です。
●固定金利
固定金利も10年固定と
フラット35の全期間固定のほとんどの金利が
下がりました。
やはり新形肺炎影響をうけて、
10年国債の金利低下です。
ちなみに10年固定でのトップも、
じぶん銀行の0.55%となります。
◆2020年2月の住宅ローン金利の動向を総括
昨年から続いた金利上昇が
ここにきて大幅に下落しました。
住宅ローンの利用を検討している方にとって、
3月は大きなチャンスと言えるでしょう。
今後の状況ですが、
新型肺炎の問題が落ち着くまでは、
金利が低利安定すると予想しています。
実際に比較する際には、
保証料や事務手数料、団信のコストなども含めて
検討する必要があります。
新規で借りる場合も、借り換えの場合も、
いくつかのローンを比較して、
トータルでより有利な商品を選ぶようにしましょう。
そして
今後の不透明な金利状況の可能性を考えると、
フラット35は、借入時から完済時まで
全期間固定型の住宅ローン商品なので、
今借り入れた方は35年後の完済時まで
ずっと低金利の恩恵を受けられる...
というメリットがあります。
いくら借入時の金利がいくら低くても、
何年後かには住宅ローンの返済に追われる生活...
そうなってしまっては元も子もありません。
目先の数字にとらわれず、
しっかりとそれぞれの住宅ローン商品の
メリット/デメリットを理解し、
家族のライフプランに合った住宅ローンを
選択しましょう!!
※下記のサイトにて、
フラット35の金利推移をご確認いただけます。
現在がどれほど低金利であるか?? ご参照くださいせ。
http://www.flat35.com/kinri/index.php/rates/top
【フラット35】の利用を予定している方、
住宅ローンの新規利用・借り換えをお考えの方など、
いずれにしても、
早めに行動へ移すことをお勧めします!!
最後に、新型肺炎の影響から
2020年3月の住宅ローン金利は、
低水準で推移しております。
現在購入を検討している方はもちろん、
住宅ローンを借り換えのタイミングを
見極めているという方にとって、
金利が低い今月と翌月は、
検討する価値があります。
住宅ローン金利が低水準にある、
この機会を見逃さないようにしましょう。
それでは、また。