TOPIC「フラット35 先月同様金利が0.01%のみ上昇」
住宅金融支援機構(東京都文京区)が
民間金融機関と提供するフラット35の
2020年9月の適用金利が発表されました。
◆融資率9割以下で返済期間が21年以上35年以下の
主力タイプの金利幅は...
1.32%(前月より+0.01%)~2.06%
と、今月は、先月に続き
0.01%とわずかながら
金利が上がりました。
引き続き
1.30%台となっており、
低金利なので
魅力的なサービスを提供中です。
◆融資率9割以下で返済期間が20年以下の
金利幅は以下の通りです。
1.25%(前月より+0.01%)~1.99%
と、中期に関しても据え置きました。
◆融資率が9割超で返済期間が21年から35年以下の
タイプの金利幅は...
1.58%~2.32%
◆融資率9割超で返済期間が20年以下のタイプの
金利幅は...
1.51%~2.25%
以上のようになっています。
今月のフラット35は、
全体的に0.01%と
わずかながら金利が上がりました。
多くの金融機関が、
固定金利の判断が分かれた中
フラット35は、金利を引き上げました
しかしながら、
メガバンク・ネット系バンクは、
先々月まで金利を引き上げていたことと
フラット35は先々月から
0.02%のみの金利引き上げということから、
圧倒的にフラット35が有利です。
今月も
長期固定の金利は、
フラット35が強く、
魅力的なサービスを提供しています。
◆2020年9月の住宅ローン金利の傾向
今月の住宅ローン金利は、
多くの金融機関が
変動金利と短期金利を据え置く一方で、
中期固定金利及び
長期固定金利に関しては
判断が分かれました。
住宅ローン金利は、
ここ数カ月不安定な推移が続いています。
理由は、
世界の金利を左右する
米国債10年物の金利が
乱高下しているからです。
また、米国の中央銀行は、
インフレ率が2%を突破するまで、
金利を引き上げることはないと発表し、
長期金利は低下すると思われましたが、
足元の金利は上昇しています。
日本の金利が不安定な要因の一つは、
世界の金利が安定しないことです。
いずれにせよ、
日本の金利が
限界に達しているのは間違いありません。
また新型コロナは
私たちの生活にも
大きな影響を与えています。
住宅価格はまだ
大きく下がっていませんが、
今後は徐々に下がってくる
可能性が高いでしょう。
住宅ローン金利に関しては
ほぼ下がり切っているため、
むしろ今後は金利が上がるリスクも
考えるべきです。
住宅の購入及び、
住宅ローンの借り換えを
検討している方であれば、
早めの行動をおススメします。
◆各住宅ローン商品の金利動向
●変動金利
今月も、ほとんどの金融機関が
金利を据え置きました。
●固定金利
短期固定は、
ほとんどの金融機関が据置きました。
10年固定(固定金利期間選択型の期間10年)、
全期間長期固定(20年以上)の中長期は、
金融機関によって判断が分かれました。
注目は月中に翌月の住宅ローン金利を発表する
ソニー銀行が、金利を引き上げましたので、
来月は金利が上がる確率が高いでしょう。
(ソニー銀行の動きが
来月のネットバンク系の金利に
反映されることが多いためです)
フラット35は、わずか0.01%
金利を引き上げましたが、
魅力ある水準で提供しており、
候補に1つにすべき住宅ローンであることに
間違いありません。
◆2020年8月の住宅ローン金利の動向を総括
金融機関によって
対応が分かれた月と言えます。
新型コロナ問題はまだ収束しておらず、
今後も不安定な値動きを続けそうです。
しかしながら、
日本の住宅ローンの金利は、
ほぼ下がり切っている為、
住宅の購入及び住宅ローンの借り換えを
検討している方であれば、
今はとても良いタイミングと言えるでしょう。
そして
今後の不透明な金利状況の可能性を考えると、
フラット35は、借入時から完済時まで
全期間固定型の住宅ローン商品なので、
今借り入れた方は35年後の完済時まで
ずっと低金利の恩恵を受けられる...
というメリットがあります。
いくら借入時の金利がいくら低くても、
何年後かには住宅ローンの返済に追われる生活...
そうなってしまっては元も子もありません。
目先の数字にとらわれず、
しっかりとそれぞれの住宅ローン商品の
メリット/デメリットを理解し、
家族のライフプランに合った住宅ローンを
選択しましょう!!
※下記のサイトにて、
フラット35の金利推移をご確認いただけます。
現在がどれほど低金利であるか?? ご参照くださいせ。
http://www.flat35.com/kinri/index.php/rates/top
【フラット35】の利用を予定している方、
住宅ローンの新規利用・借り換えを
お考えの方など、
いずれにしても、
早めに行動へ移すことをお勧めします!!
最後に、金融機関によって判断が分かれた
2020年9月の住宅ローン金利は、
まだ低水準で推移しております。
現在購入を検討している方はもちろん、
住宅ローンを借り換えのタイミングを
見極めているという方にとって、
金利が低い今月は、
検討する価値があります。
住宅ローン金利が低水準にある、
この機会を見逃さないようにしましょう。
それでは、また。