今週のTOPIC「フラット35 金利が上がりました!」
住宅金融支援機構(東京都文京区)が
民間金融機関と提供するフラット35の
2020年4月の適用金利が発表されました。
◆融資率9割以下で返済期間が21年以上35年以下の
主力タイプの金利幅は...
1.30%(前月より+0.06%)~2.30%
と、今月も金利を引き上げました。
先月は5か月ぶりに
金利が下がりましたが、
今月は、金利が上がり、
再び1.30%台となりました。
しかしながら、
まだまだ低金利なので
魅力的なサービスを提供中です。
◆融資率9割以下で返済期間が20年以下の
金利幅は以下の通りです。
1.23%(前月より+0.01%)~1.96%
と、中期に関しても引き上げました。
◆融資率が9割超で返済期間が21年から35年以下の
タイプの金利幅は...
1.56%~2.29%
◆融資率9割超で返済期間が20年以下のタイプの
金利幅は...
1.49%~2.20%
以上のようになっています。
今月のフラット35は、
全体的に金利を引き上げました。
◆2020年4月の住宅ローン金利の傾向
今月の住宅ローン金利は、
先月の金利低下の反動もあり、
小幅ながら上昇しました。
過去10年にさかのぼっても
現在のような金利の変動は
見たことがありません。
要因は、
現在大きな問題になっている
新型コロナウィルスです。
2019年後半から2020年にかけて
上昇を続けていた住宅ローン金利ですが、
2月、3月と大幅に低下し、
4月に関しては打って変わって上昇する等、
不安定な状況が続いています。
世界中の中央銀行が
政策金利を大幅に引き下げています。
一方で日本の中央銀行である
日銀は金利を据え置いており、
今月の金利上昇は、
日本の金利が下がらないことを示唆しています。
これ以上金利が下がらないのであれば、、
住宅ローンを利用するのであれば、
今は好機と言って良いでしょう。
◆各住宅ローン商品の金利動向
●変動金利
変動金利は当面、
金利が下がることはあっても
大きく上がることはなさそうです。
年初に想定していた上昇傾向は
しばらくはないと考えられます。
●固定金利
10年固定や長期固定に影響する長期金利も、
日本銀行が0~±0.2%の範囲になるように
コントロールしているので、
多少の変動はあっても、
大きく上がる可能性は低いです。
◆2020年4月の住宅ローン金利の動向を総括
先月とは打って変わって、
金利が小幅ながら上昇した月と
言って良いでしょう。
2020年5月以降も金利は、
不安定な状況が続くと考えています。
世界中の金利が低下する中、
日本の住宅ローン金利が
上昇したように、
今後も金利の上昇には
最大限の注意が必要です。
そして
今後の不透明な金利状況の可能性を考えると、
フラット35は、借入時から完済時まで
全期間固定型の住宅ローン商品なので、
今借り入れた方は35年後の完済時まで
ずっと低金利の恩恵を受けられる...
というメリットがあります。
いくら借入時の金利がいくら低くても、
何年後かには住宅ローンの返済に追われる生活...
そうなってしまっては元も子もありません。
目先の数字にとらわれず、
しっかりとそれぞれの住宅ローン商品の
メリット/デメリットを理解し、
家族のライフプランに合った住宅ローンを
選択しましょう!!
※下記のサイトにて、
フラット35の金利推移をご確認いただけます。
現在がどれほど低金利であるか?? ご参照くださいせ。
http://www.flat35.com/kinri/index.php/rates/top
【フラット35】の利用を予定している方、
住宅ローンの新規利用・借り換えをお考えの方など、
いずれにしても、
早めに行動へ移すことをお勧めします!!
最後に、固定金利が上がったとはいえ
2020年4月の住宅ローン金利は、
低水準で推移しております。
現在購入を検討している方はもちろん、
住宅ローンを借り換えのタイミングを
見極めているという方にとって、
金利が低い今月と翌月は、
検討する価値があります。
住宅ローン金利が低水準にある、
この機会を見逃さないようにしましょう。
それでは、また。