こんにちは!
ショールーム受付の山下です!
私は湖や海を見るのが好きで
たまに浜名湖のまわりをぐるっとドライブします
年がら年中見に行きますが
冬の景色が一番好きです
昔仕事がしんどくてつらかった時
仕事ついでに寄った冬の海に
心癒されました
人はいないし静かで広くて
ぼーっとできて
そういった時間が
とってもぜいたくな気がして
みなさんにも忘れられない風景はありますか?
今回ご紹介する万葉集も
忘れられない景色についてです
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丸雪(あられ)ふり
遠(とお)つ淡海(おうみ)の 吾跡川楊(あどかわやなぎ)
刈れども またも 生ふ(おう)といふ
吾跡川楊(あどかわやなぎ)
著者/柿本人麻呂
【現代語訳】
遠江(とおとうみ)の 吾跡川(あどがわ)の楊(やなぎ)よ
刈っても刈ってもまた生えてくるという
吾跡川(あどがわ)の楊(やなぎ)よ
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ここでいう
遠(とお)つ淡海(おうみ)とは
浜名湖のこと
※ちなみに近(ちか)つ淡海(おうみ)が
琵琶湖だそうです
さらにここでいう吾跡川楊(あどかわやなぎ)は
ネコヤナギのことと思われます
ふわふわで思わず触りたくなります
冒頭の丸雪(あられ)ふり は
遠(とお)つ淡海(おうみ)を導く枕詞だそう
でも
冒頭の丸雪(あられ)ふり があることで冬のイメージ
刈れども またも 生ふ(おう)といふ とくることで夏のイメージ
春夏秋冬
浜名湖にたたずむネコヤナギの姿を
思い浮かべることができます
同じ場所でも季節がちがえば見える景色も変わります
また浜名湖に行きたくなります