こんにちは!ショールーム受付の山下です!
寒暖差がはげしい今日この頃です
私は片頭痛持ちなのですが
それが天気のせいなのか
花粉症のせいなのか
はたまた別のウイルスのせいなのか・・・
コロナもインフルエンザもノロウイルスも流行っているらしいですね!
みなさんは体調崩されていませんか?
さて、今回ご紹介する万葉集はこちら
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秋柏(あきかしわ)
漆和川辺(うるしわかわへ)の
小竹(しの)の芽の
人には忍び 君に堪(あ)へなくに
作者未詳
【現代語訳】
漆和川辺の篠の目に 人目を忍んでも
あなたの前ではこらえられないのです
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漆和川辺(うるしわかわへ) は
現在の富士市にある潤井川のこと
春は富士山と桜と菜の花が絶景だそうです!
い、いきた~い!
(この句は秋の句なんですけどね・・・
)
小竹(しの) は
群生する細い竹のこと
人目を忍んで、隠れるのにぴったりです
また、万葉集の中で
君 と出てきたら
大体奥さんとか、恋人のことらしく
この句は恋の句だとわかります
もう少しわかりやすく訳すと
潤井川の小竹の中に
他の人から姿を隠すことはできても
あなたの前では恋心を隠すことができない
というように
作者の性別は不明ですが
初々しい娘さんが潤井川で好きな人を見つけてしまい
恥ずかしがって小竹に逃げ込む様子が
なんとなくイメージできます
かわいい・・・
五七五七七の中に
人間ドラマがあります
秋柏(あきかしわ)の響きも美しく
乙女の初々しい恋心の枕詞にぴったり
潤井川に行ったら
もう一度詠んでみたいです