初雪と万葉集❄
2024.01.26 / スタッフブログ
初雪は
千重(ちへ)に降りしけ 恋しくの
多かる我れは 見つつ偲はむ
巻20-4475 大原 真人今城(まひといまき)
(現代語訳)
初雪よ 幾重にも幾重にも降り積もれ
何かにつけて人恋しさがつのる私は
よくよく見ながら あの人を偲ぼう
▲
雪が降り積もる様子と
自分の思いをかけています
後世のミュージシャンたちは歌詞の中で
よく雪と思いをかけているので
その先駆けでしょうか
個人的には
たくさん積もっていく様子を
千重と読むのがぐっときます
漢字や音の美しさを感じ取りながら学んでいくと
より楽しめます