2020.11.04 / お知らせ・新着情報
ここ数年は若者の車離れなどが進み、
都市部では車を所有しない世帯も
増えているようですが、
新居を購入して落ち着いたら
次は自動車、という人も多いでしょう。
ところが、
十分な車庫サイズがないために
自分が乗りたい車を
買うことができなかったり、
使い勝手が悪かったりすることも
少なくありません。
都心部に近いエリアの
建売住宅などの場合には、
「車庫付」あるいは「カーポート付」
となっていても、
一般的なものより小さめのスペースしか
ないこともあります。
今回は、
実際に自動車の車庫として
どれくらいの広さが必要なのかを
お伝えします。
◆必要最低限の車庫サイズは?
スーパーなどでは簡単にできる車庫入れが
自宅だと意外と難しいと
思ってことはありませんか。
もちろん車のサイズだけでなく、
運転をする個人の技量に
左右される部分も多いのですが、
自宅車庫からの出し入れで
たびたび失敗していては、
たとえそれをカバーする保険に
入っていたとしても
大きな負担増は免れません。
極端に考えれば、
少しぐらい価格が高くても
車庫が広い家を買ったほうが、
結果的には安上がり
なんてこともあり得るでしょう。
それでは、
必要最低限の車庫のサイズは
いったいどれくらいでしょうか。
財団法人駐車場整備推進機構から
公表されている資料をみると、
一戸建て住宅において
1台の駐車に最低必要なスペース
(前面道路に対して
直角方向に駐車する場合)は、
小型自動車の場合に
長さ5.0m×幅2.6m、
軽自動車なら
4.0m×2.2m、
普通自動車(大型)なら
5.9m×2.9m
とされています。
また、
建築士などの常識でいうと
設計上の最低ラインとして
5.0m×2.5m程度を
考えているとのことですが、
実際にはそれに満たない
車庫サイズの建売住宅なども
少なくないようです。
次第に軽自動車や
コンパクトサイズの車の
シェアが高まってきているようですから、
今もこれから先も
「小さい車にしか乗らない」
という人であれば、
それで十分かもしれません。
しかし、
車庫があまりにも小さいと
将来的に中古住宅として売ろうとしたとき、
ニーズが少なくなりかねないことには
気を付けなければなりません。
◆車のサイズによる考え方
軽自動車のサイズは、
ほぼ似通っているものの、
小型自動車(2000cc以下)や
普通自動車のサイズは、
かなり違っているのが実情です。
たとえば、
同じ小型車クラスのサイズを比べた場合でも、
トヨタのプリウスは
全長4540mm×全幅1760mm、
日産のノートは
4100mm×1695mm、
ホンダのフィットは
3955mm×1695mmなど
となっています。
いま実際に乗っている車、
あるいは将来乗りたい車の
サイズを考えることも必要ですが、
一般的には
車の全長に
80cmを加えた奥行き、
車の全幅に
130cmか110cmを加えた幅が、
車庫の最小限の広さとされています。
そうすると、
上の駐車場整備推進機構による
「最低必要なスペース」ぎりぎりでは、
ちょっと厳しいケースも多いでしょう。
さらに車を2台、3台と
駐車したい場合であれば、
それなりの車庫幅が
必要になるということになります。
◆法定の車庫サイズはありません
車庫のサイズについて
法律の規定はありませんが、
国土交通省による
標準駐車場条例
(一定規模以上の建築物の
駐車施設について定めたもの)では、
「駐車台数1台につき
幅2.3m以上、奥行5m以上」
をモデルとしています。
ちなみに、
車いす利用者のための駐車施設は
「幅3.5m以上、奥行6m以上」です。
また、
スペース内にきちんと車を停められ、
乗り降りに支障がなければ
車庫証明も取得できるため、
かなりぎりぎりのサイズでも
問題はないとされます。
しかし、
実際の運用にあたっては
申請先の警察署によって違いもあるようです。
少しはみ出していても
まったく問題がなかったという
事例がある一方で、
東京都新宿区では、
奥行が5cm足りないという理由で
車庫証明を取得できなかった事例があります。
◆前面道路の幅も問題!
先ほどお伝えした
財団法人駐車場整備推進機構による
「最低必要なスペース」は、
実は前面道路の幅員が
6m以上の場合を想定したものです。
これが4mの場合なら、
車庫の幅はさらに60cmほど
広く考えることが必要です。
前面道路の幅が4m未満の場合なら、
もっと余裕をみなければなりません。
さらに、
それぞれの車がもつ
「最小回転半径」の性能も問題です。
前面道路の幅が狭く、
車庫の幅も狭く、
最小回転半径が大きければ、
何度も切り返さなければ
車の出し入れができないことに
なってしまいます。
このようなとき、車庫の一角に
すみ切りを設けておけば、
車庫の幅の狭さを
少しだけカバーできる場合もあります。
また、
変形した敷地や
車庫の出入口に傾斜がある敷地など、
もともと車の出し入れに
慣れが必要な場合は、
少しでも車庫の幅に
余裕が欲しいところです。
道路に立っている電柱が
邪魔になる場合も同様でしょう。
◆自転車のことも考えて
家族が使う
自転車やバイクがある場合には、
車庫とは別に専用のスペースを
設けることが理想ですが、
現実にはなかなかそうもいきません。
自転車1台で
1m×2mのスペースが
必要とされていますので、
車庫の片隅に自転車などを置くつもりなら、
そのぶんの余裕があるのかどうかについても
しっかりと確認しておきましょう。
原付などではなく、
大きめのバイクのときには、
もちろんそれなりのスペースが必要です。
適正な車庫のサイズにして、
余裕をもって車庫入れしましょう。
それでは、また!!
皆戸中建築でリフォームをして頂いたお客様からの「仕事の通信簿」をご紹介いたします!
トイレリフォーム工事
【今回のリフォームで感じたこと】
・短時間でスムーズに設置してくれた。
・トイレの使い方の説明が丁寧で分かりやすかった。
・アフターについての説明に安心感がもてた。
・希望したデザイン、色、そして使い勝手が良く、理想通りのトイレになった。
【スタッフへのメッセージ】
皆戸中建築さんに頼んで正解でした。
トイレリフォーム工事
【今回のリフォームで感じたこと】
見積り時にしっかり説明をして下さり、工事もスピーディで満足いくものでした。
ついでに水廻り等で気になる所を見て頂きましたが、無理に交換を進めたりされず、
誠意ある対応をして頂けました。
外壁や屋根の老朽度も見て頂きましたが、自分で判断する指標を教えて頂き、
とても親切な対応でした。
監督の方も工事の方もとても感じが良かったです。
【スタッフへのメッセージ】
感じ良く、分からないことも丁寧に教えて頂き、ありがとうございました。
大事に使わせて頂きます。
また他の工事もお願いするかと思いますが、よろしくお願いします。
浴室・キッチンリフォーム工事
【今回のリフォームで感じたこと】
70才なかばを過ぎて、この歳でのリフォームは無謀としか思われませんが、
私たちは苦しい思いをしてでも、今リフォームをする事に意味を感じ、
創り上げる喜びに全てを置き換えてきました。
皆戸中社長の誠実さに惚れ込んで、それぞれの職人さんが誠心誠意、心のこもった仕事をして頂き、
思った以上のリフォームができたことに、今喜びと感謝の気持ちで一杯です。
本当に有難うございました。
【スタッフへのメッセージ】
担当して頂いた監督さんも凄く穏やかな方で、私共の考えや希望なども親身に聞いて頂けました。
そして、外注のどの職人さんも皆さん良い方達で、さすが皆戸中建築さんに対して忠実な協力会社のスタッフの方々でした。
◆照明に気を付けましょう
夜お風呂に入るとき、
窓のブラインドには気を付けても、
意外と気がつかないのが照明です。
照明の位置によっては、
ブラインドや窓ガラスに
体のシルエットがうつりやすくなります。
最も悪い例は、
窓とは反対側の壁に
照明がついているケースです。
これではシルエットが
窓にうつってしまいます。
また洗い場が影になり、
薄暗い雰囲気になります。
照明は窓の近くに取り付け、
シルエットのうつり込みを防ぐと共に、
影を少なくしましょう。
雰囲気のある照明を作りたい場合は、
足下に電球色の照明を取り付けると
落ち着いたシーンが演出できます。
特にプライバシーが気になる方は、
浴室をあまり明るくしない方が、
落ち着いて入浴できるでしょう。
◆窓をどの位置につけるか
窓の大きさや位置もポイントです。
最近は浴室の窓を
大きくとるケースが増えていますが、
周囲に家が建て込んでいて、
入浴中に常にブラインドを
下ろすようであれば、
小さな窓の方が安心感があります。
窓が小さい場合は、
自然の通気を確保するために、
床に近い場所に吸気用の窓を、
天井に近い位置に排気用の窓をとります。
こうすると暖かい空気が上昇し、
効率よく排気できます。
また高い位置の窓は
プライバシーを守りやすく、
入浴中に開けておくことも出来ます。
自然光を沢山とりたい場合は、
天窓を取り付ける方法もあります。
天窓は煙突のように
効率的な排気もできます。
ただし水滴がつきやすいので、
窓に傾斜を付けると
水滴が下に落ちるのを防げます。
天窓とはいえ、
透明ガラスが心配な方は、
型板ガラスなどを使うとよいでしょう。
◆中庭を有効利用する
中庭があるプランの場合、
中庭側に浴室の窓を付けると、
プライバシーを守りながら開放感を楽しめます。
スポーツ好きの家族の場合、
外から浴室に出入りできるようにすれば、
家の中に入らずに直接入浴できて便利です。
中庭を木製デッキやタイル貼りにすると、
裸足のままで外に出られます。
湯上がりにガーデンチェアで涼んだり、
ホテルライクな暮らしが楽しめそうです。
この場合、
中庭の壁を高くしてプライバシーを守ります。
ちなみにこうした中庭を
「バスコート」といいます。
浴室に外から直接入れるようにした場合、
浴室の防犯性が低くなるので、
中庭に鍵のついたドアを設けるなどの
工夫が必要です。
◆ハーフユニットという選択肢
一戸建ての住宅でも、
最近はユニットバスの浴室が
標準となっています。
浴室に天然木やタイルを使いたい場合、
ユニットバスではなかなか実現できません。
しかし建設業者は
ユニットをすすめるケースが多いのです。
その理由のひとつはメンテナンスの問題です。
在来工法(昔からの浴室の作り方)では、
年数が経つと床の防水効果がなくなり、
水漏れを生じることが多く発生します。
1階の浴室なら問題ないように思えますが、
土台などに水が染みこむと、
腐ったり、白アリを呼ぶこともあります。
ユニットバスと在来工法の
良いところを合わせ持つのが、
ハーフユニットバスです。
これは浴槽の高さまでのユニットバスで、
壁や天井の仕上げは自由に選べます。
開放的なガラスの壁を作れるなど、
ユニットバスに比べ自由度が高く、
防水工事がいらない分、
在来工法よりも安全で
コストが下がるケースもあります。
ちなみにデザインがシンプルなものが、
建築家には人気です。
◆気持ちしだいで浴室はもっと楽しくなる
最近は、ユニットバスの仕様が豪華になり、
価格も高いものが増えました。
液晶テレビや
ミストサウナ、ジェットバスなど、
気持ちをリラックスさせる機能が
充実しています。
浴室はただ入浴するだけでなく、
ホームシアターなどと同じく、
帰宅後の時間を楽しむ空間に変化しています。
浴室は裸で過ごす場所なので、
肌に触れる(近い)素材には、
やはり本物の材料を使いたいものです。
人の肌は、
ものから出る赤外線などを
微細に感じているといわれます。
天然木風やタイル風の素材よりも、
一部でもいいから本物の木やタイル、
石などを使った方が、
気持ちをリラックスさせる効果は
高まるのではないかと思います。
それでは、また!!