こんにちは!
ショールーム受付の山下です。
ここ最近一気に寒くなりりましたね
ところでみなさんご存じですか?
12月というと
旧暦で
師=お坊さんも
走り回るほど忙しい月という意味で
これは後世の当て字だそうです
当て字の歴史は古く
1000年以上も使用していたことから
定着してしまったそう
言葉の歴史って意外とそんなものです
今回はそんな師走にまつわる万葉集の一首を
ご紹介しますね
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十二月(しはす)には沫雪(あわゆき)降ると知らねかも
梅の花咲く含(ふふ)めらずして
【現代語訳】
梅の花は十二月(しはす)に大きな牡丹雪が降るということを知らないのかしら。
気が早いのね。もう、ちらほら咲き始めているわ。
何もそんなに急がないで、蕾のままでいればいいのに
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梅の花は早くても1月末ごろから咲くので
やっぱりひと月ずれています
でも
この首は単なる季節の移ろいを
詠んでいるわけではないようです
ここでいう「ふふむ」は
ふくらんでいる状態を指すので
蕾と訳していますが
「梅の花」を
恋する乙女と意味することもできるようです
さらに「沫雪」を思いやりのない男に見立てると
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思いやりのない男が清らかな乙女に恋させてしまった
まだ蕾のままにしていればいいのに
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同じ首なのに読み方によって
印象が変わるのが
おもしろいですね
明日は初売りのイベントです!
たくさんの方のご来場を
お待ちしております