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皆戸中建築ブログ

1月の万葉集☃

2024.01.12 / スタッフブログ

こんにちは!
ショールーム受付の山下です。

ここ最近一気に寒くなりりましたねsnow

ところでみなさんご存じですか?

奈良時代では
今の12月は1月

ひと月ずれて数えます


12月というと

旧暦で
師=お坊さんも
走り回るほど忙しい月という意味で

【師走(しわす)】といいますが

これは後世の当て字だそうです


当て字の歴史は古く
1000年以上も使用していたことから
定着してしまったそう

言葉の歴史って意外とそんなものです


今回はそんな師走にまつわる万葉集の一首を
ご紹介しますね

ume00099.jpg



十二月(しはす)には沫雪(あわゆき)降ると知らねかも
梅の花咲く含(ふふ)めらずして


【現代語訳】

梅の花は十二月(しはす)に大きな牡丹雪が降るということを知らないのかしら。
気が早いのね。もう、ちらほら咲き始めているわ。
何もそんなに急がないで、蕾のままでいればいいのに



奈良時代では
今の12月は1月

ひと月ずれて数えます

梅の花は早くても1月末ごろから咲くので
やっぱりひと月ずれています


でも
この首は単なる季節の移ろいを
詠んでいるわけではないようです


ここでいう「ふふむ」は
ふくらんでいる状態を指すので
蕾と訳していますが

「梅の花」を
恋する乙女と意味することもできるようです

さらに「沫雪」を思いやりのない男に見立てると


【現代語訳】

思いやりのない男が清らかな乙女に恋させてしまった
まだ蕾のままにしていればいいのに



同じ首なのに読み方によって
印象が変わるのが
おもしろいですねconfident


明日は初売りのイベントです!

たくさんの方のご来場を
お待ちしております